川口美術

2025.9.11 update


川口美術では、朝鮮家具をはじめとして韓国の骨董を専門に扱っています。
特に高質で個性のあるパンダヂを豊富に展示しています。 また、陶磁器、ポジャギ・チョガッポ、木ノモノ、石ノモノもあり、文字図・冊架図など民画もございます。
陶磁器は花器として使える物を中心に、新羅土器をはじめ韓国の古い焼き物を集めています。中心価格帯は家具、陶磁器とも10万〜80万円くらい、ほとんどの商品に定価が表示してあり、安心してお買い物して頂けます。
また、韓国骨董に惹かれ、ものづくりをする現代陶人・工人の個展も定期的に開催しています。
皆様のお越しをお待ちしております。


時折の秋風が心地良い季節になりました。
今秋は9月初旬の木剛氏を革切りに伊藤明美氏、 水垣千悦氏と韓古陶を探求する陶人たちの展示が続きます。ご来店を心よりお待ちしています。

今後の催事予定
※状況により内容変更がある場合は、ブログやInstagramにてお知らせ致します。
お問合せは[ kawabi.jp@gmail.com]までお願い致します。

2025年
■高木剛 陶展            9月10日(水)〜9月14日(日)
■伊藤明美 陶展ー鶏龍山作陶記念ー  9月23日(火)〜9月28日(日)
■水垣千悦 朝鮮陶展         10月8日(水)〜10月12日(日)
■市川孝拵展             10月22日(水)〜10月26日(日)
■韓古陶探求陶人展 With 旅碗棚         11月8日(水)〜11月12日(日)
■朝鮮水滴展             11月22日(水)〜11月26日(日)
■我谷盆賛              12月10日(水)〜12月14日(日)


―九州うきはから― 高木 剛 陶展

 此地うきはに薪窯を築いて5年になります。コロナで外部との接触が少ない時期もあり、豪雨にも遭いましたが、薪窯を軸として陶芸に没頭した生活をしております。
 氏の作陶の基本は一貫して“日常使い“にあります。皆様に身近に使って頂けるものを誠実に作ってきました。朝鮮の焼物好きがベースにあり、白瓷、刷毛目、粉引、唐津、焼締等の焼種を用いて作る皿も鉢も茶碗も、彼が手掛けるものはみんな日常の器です。
 中でも片口、台皿、蓋付小壷は高木氏がよく手掛ける器種です。それらは長年少しづつ進化していて、中でも蓋付小壷が醤油差しを生み、急須へ、茶壷へと進化し、幅を拡げて来た様は彼の仕事振りの典型で、見事と思います。とは言え時々、土塊、土偶、泥塔の類が現れ、これが効いてます。

 *初日10日は、大西眞紀子氏の煎茶席を設け、高木作品を見立てて頂きます。

 2025年9月10日(水)〜14日(日)
 12:30〜17:30 定休日/月・火曜日
 写真/蓋付小壷φ9×h8.5cm 撮影/田中幹人


−鶏龍山作陶記念− 伊藤 明美 陶展

 鶏龍山鉄絵を彷彿とさせる作品が届きました。韓国名門古窯に作陶に行く予定と聞いていましたが、さすが伊藤さん、行く前に予習を重ねて居られた様です
 今頃は嬉々として鶏龍山独特の黒みの土に向き合って居られるのでしょう。憧れの地で原土に触れる気持ちは如何なものですか、お聞きしたいです。現地で焼き上げた作品も此展に出展頂けるものと思います。
 青磁作品も予め取り掛かっていると聞いていますし、従来からの朝鮮陶や九州上野他の古窯にも取り組んでおられ、それらも並びます。
 充実した今回の個展をより多く味わって頂けるよう、会期を火曜日(23日)からとさせて頂きました。一人でも多くの方が体験談をお聞き頂きます様願っております。

 2025年9月23日(火)〜28日(日)
 12:30〜17:30
 写真/振出しw5.2×h7.6cm 撮影/名和靖高


水垣千悦朝鮮陶展

   朝鮮白瓷瓶-敢えて言えば半陶半磁のうつわです。やさしい暖かさを感じます。徳利サイズですが、花器として生きると思います。
   水垣さんは「李朝のうつわの表面をなぞるのでなく、その内面を写しとりたい。」と言っています。
   このことは日本から見た李朝ではなく、器そのものを直に見ることで朝鮮時代の陶人の作る心を感じとることが出来、朝鮮陶磁の良さ、素晴らしさが、はっきり見えてきて、それこそが自分が作りたいものであり、今それを作っています―と川口は受け止めました
   今展には他に、サイズ的に珍しい白瓷中壺も見られそうです。ご期待の染付や三島や黒釉の皿鉢など、多彩に並びます。

 ※初日8日、大西眞紀子氏に裏庭於、千悦白瓷盃で煎茶を淹れていただきます。

 2025年10月8日(水)〜12日(日)
 12:30〜17:30 定休日/月・火曜日
 写真/千悦白瓷瓶W10cm×H16cm 撮影/名和靖高


舎廊房隅
舎 廊 房 隅(サランバングウ)ご案内

   昨年1月から個展やグループ展のギャラリー営業を、外から入りやすい1階に移し、2階は韓国骨董専門用エリアに致しました。
   2階の展示法につき、個別商品の展示に加え面の展示が出来る様、2階奥に三畳間の様なスペースを造り、9月後半から舎廊房風の展示を試みてまいりました。
   開店記念日11月1日を期し、その場所を「舎廊房隅」と名付け、書斎用品や文房具を中心に展示して参りたいと思います。
   とは申せ、限られた店内に設けたスペースなので、三畳間程度のスペースに向いた小振りの催事を種々工夫してみたいと思って居ります。
   京都の秋も日々深まって参ります。こちらにお出掛けの折には、お立寄り頂き、ご覧いただきます様ご案内申し上げます。

2019年 稔秋

川口 慈郎

過去の催し


ブログをアップいたしました。
こちらからご覧頂けます。


地図。ちょっと小さくてすみません。

京阪電車、叡山電車、市バス、京都バスの出町柳駅から徒歩3分程です。

京阪電車の叡山電車側出口から出て河合橋を渡り、すぐ右の道(下鴨東通)を入り右側4軒目です。


※2019年10月1日より、店内表示価格の10%の消費税がかかります。
お支払いには各種クレジットカードをご利用頂けます。


骨董&ギャラリー 川口美術

京都市左京区下鴨宮河町62-23
Phone: 075-781-3511   Fax: 075-781-2255   営業時間: 12:30〜17:30(月・火曜定休)